今回はオープンハンド奏法について、自身の経験を踏まえて紹介していきたいと思います。
私の場合2021年現在でドラム歴12年のうちオープンハンド奏法歴が3年です。そしてなぜか、右利きなのに左手リードです。
こちらの動画などを参考にしていただければと思います。
賛否両論あるオープンハンド奏法ですが、個人的には意図があるならやる価値はある、と思っています。オープンハンド奏法にした経緯、メリット・デメリットについて書いていきます。
経緯
3つの理由があります。大した話ではないので、読み飛ばしていただいて構いません!
・ゲームのせい
・サッカー
ドラム飽きた…
バンドもやっていなくて、ずっと個人練習(ひとり遊び)をしていました。すると、さすがに好きなものでも飽きてしまいます。
基本のルーディメンツは一通りやったし、最近コピーしてみたい曲もないし、でも楽しく続けたいし上手にはなりたい…、オープンハンドだ!!となったのです(脈絡がおかしい)。
しかし、ただオープンハンド奏法にするのはつまらないと思い、左利きの人で右利きと同じセッティングと手順で叩く知人がいたため、右利きだって左利きになれる!と思ってしまったが百年目、左手リードにしてしまったのです…。
ゲームのせい
ドラムに興味を持ったきっかけとなったニンテンドーDSの音楽ゲームソフト「大合奏!バンドブラザーズ」の影響もありました(Swicthで出でくれー)。
ドラムパートの演奏のボタンの割り当てが、右手側にスネアドラムの「A」ボタン、左手側にクローズドハイハットシンバルの十字キー「↑」、オープンハイハットシンバルの「L」ボタンだったため、最初はオープンハンド奏法だったんだよな…という謎の潜在意識がずっとありました(笑)
また、コナミのアーケードゲーム「DrumMania」(通称ドラマニ)でも、ハイハットシンバルの位置が低すぎて、みんなオープンハンド奏法で叩いていましたよね(最近のは改善されたみたいですが)。
サッカー
私は少年時代にサッカーをしていました。足も右利きでしたが、近所にうまい左利きの人がいて、当時小学生だったTakka少年は単純に憧れて一人で左足の練習をするようになりました(一人遊び派なので)。
ある時、所属していたチームで利き足と逆の足で蹴る練習を急にすることになったのですが、やってみると他の人より明らかにボールが飛んでいて、それがきっかけでそこから左サイドのポジションで試合に出るようになりました。
人と違うことをすることで自分に役割が与えられるというその時の感動が今も残っていて、ドラムでもやってみようかな?となったのです。
Takkaのオープンハンドスタイル
オープンハンド奏法とひとくちに言っても、いくつかのスタイルがあります。有名なオープンハンドドラマーのスタイルについては以下をご参照ください。
【オープンハンド奏法】オープンハンドドラマーの紹介(国内プレイヤー多め)
スタイルよってメリット・デメリットも変わってくるため、自分のスタイルを先に紹介します。
左手リード
何回か出てますが、オルタネートで叩くときに”LRLR”となる左手リードです。
左手リードだとハイハット1打からのスネア連打が楽ですし、何より今までとは全然違う感覚になるので楽しいですよ!
いずれは、右左どちらからでも使い分けられるようにしようかなって企んでいます。
足だけ右利きセッティング(足以外左利きセッティング)
足、というのはハイハットとバスドラムのことを指します。
ハイハットとバスドラムだけは、通常の右利きのセッティングと同じで、その他のタムやシンバル類の位置が左利きのセッティングになっています。
図にするとこんな感じです。
なかなかの違和感ですね…。
これで、バスドラムとハイハットを逆にすればただの左利き用のセッティングになるので、足以外左利きセッティングとも言えますね。
このセッティングにするメリットは左手リードの人のみですが、フロアタムを8分音符で刻めるのと、ハイタムからフロアタムへの連打を自然に叩けるところですね。
ただ、ライブでやったらライブハウスの人に嫌われそうですね…。
メリット・デメリット
今回のテーマの肝です。
メリット
4点あげてみました。
・オープンハンド独自のフレーズができる
・姿勢が楽(周りがよく見える・歌いやすい)
・難しいけど楽しい
左右の腕の力やタイミングが均等になる
まずはこれを思い浮かべると思います。ご想像の通り、実際、そうなります。
音量とタイミングが均等になると、連打が流れるような感じに聴こえるようになります。
特にメタル系の連打多い系のジャンルだと活かせそうですね。
でも、ジャズとかだと不均等さが逆に味になったりするんですかね…。
オープンハンド独自のフレーズができる
ビジネスでも差別化は大事ですし、音楽でも個性は大事です。
人と違うフレーズを少し入れるだけで何それ?ってなりますよね。
たぶん、他の楽器の人は気づかないかもしれないですが…。
姿勢が楽(周りがよく見える・歌いやすい)
腕をクロスさせないだけでも、意外と楽になります。
楽になると、周りがよく見えるようになったり、ドラムボーカルもやりやすくなります(スカパラの茂木さんになれます)。
難しいけど楽しい
結局、これに限ります。
難しいことに挑戦して、成長、達成するのは楽しいことなので。
デメリット
意外と少なく2点です。でも、どちらも致命的かもしれません。
・叩きにくいフレーズがある(セッティングによる)
ドラムが下手になる
はっきり言います。下手になります。元に戻さない限り…。
やはり速さ、音量もそうですが、特にタッチの感覚なんかはぜんぜん利き手に勝てません。シンバルの叩き方による音色のコントロールで如実に差が出ます。
叩きにくいフレーズがある(セッティングによる)
右手リードなのか、左手リードなのか、右利きセッティングなのか、左利きセッティングなのか、にもよりますが、やはり何にしろ利き手のセッティングで普通に叩いているフレーズが叩けなくなることはあります。
ハイハット1打からのスネア連打とかですね。
これを最小限に抑えるには、左手リードにして、足以外左利きセッティングにするというのが、自分の答えでした。
ただ、それでもハイハットを16分音符でオルタネートに刻むリズムパターンは苦手になります。
何をとって、何を捨てるかですね。悩みどころです。
まとめ
一言でまとめます!
そういうことです。我が道はいばらの道です。とは言っても、他の人のまねをしないのであれば、何も問題はないと思います。
ドラムで行き詰まったら試してみるのもおもしろいと思いますし、誰かがそんなもの邪道だ、だなんて言ってもあなたには関係ありません。
いばらの我が邪道を一緒に歩みましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!良き人生を!
コメント